小林邦昭選手の想い出

プロレス

ジュニアヘビー級の歴史を語る上では欠かせない

本日想い出を書きたいのは、新日本プロレスの小林邦昭選手。

1973年新日本プロレスでデビュー、途中ジャパンプロレス時代に主戦場を一時全日本プロレスに移しますが、1987年新日本プロレスにリターン、2000年に現役を引退されています。

小林選手が一気に一線級のレスラーに躍り出たのは、初代タイガーマスク(佐山サトル選手)とのライバル対決です、一度も勝ってはいませんが、当時の視聴率と言い、そのインパクトと言い、かなりの知名度を誇るのではないでしょうか。

小林選手の活躍期間は長く、佐山選手だけでなく、2代目タイガーマスク、ダイナマイトキッド、越中詩郎、馳浩、高田延彦・・・数々の名レスラーと素晴らしい戦いを残しています。

全日本・新日本両方の主要タイトル、世界ジュニア・IWGPジュニアを獲得した輝かしいキャリアを持っていますね。東京ドーム、獣神ライガーのデビュー戦も記憶に残る一戦でした。馳選手の日本デビュー戦の相手も小林選手でした、大事な試合は小林選手が任されることが多かったんですよね。

「虎ハンター」は小林選手ただひとり!

タイガーマスクは現在4代目、4人のレスラーがタイガーマスクとなりましたが、小林選手が現役時代に貰った異名「虎ハンター」は小林選手だけの称号ですね。

初代タイガーマスクとの闘いはもちろん、小林選手のキャリア上大変輝かしいものでありますが、さらに凄いのは、全日本に移って2代目タイガーマスク(三沢光晴選手)の相手も務めたうえで、ジュニアの頂点に立ったことですね。ただの反則ばかりの悪役レスラーでは、このポジションは務まりません。

当時小学生だった私は、小林選手のことを、
赤いパンタロンを履いたキックと反則とフィッシャーマンズスープレックスの人
としてしか認識できませんでしたが、振り返ってみると、多彩なキックで試合を組み立てることが出来る、新しいスタイルを持ち込んだ選手でしたね。

思い出すのは「食べ物」と「笑顔」

小林選手は、「悪役」「マスク剥ぎ」の印象もとても強いのですが、テレビなどで拝見するに、その印象に残るのは、「とにかく優しそうなこと」です。

悪役ほど普段は良い人

の言葉がすべての人に当てはまるかどうかは分かりませんが、小林選手にはぴったりだと思います。

新幹線食堂車のメニューを全部食べたとか、寮の管理人としてお菓子作りに凝り過ぎて寮生が困ってしまったエピソードだとか、残されたエピソードも微笑ましいものが沢山ありますね。ガンの手術をされているということですが、ずっと元気な姿を見せて頂けたらと思っています。

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もんた心(こころ)のブログ

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