競輪入門に最適!
この作品は、競輪選手・関優勝(せき まさかつ)を主人公にした競輪ギャグマンガです。作者の田中誠先生はほぼデビュー直後にこの作品を生み出し、自身の代表作とされました。高校野球とギャンブルが得意な方ですね。
講談社の週刊漫画誌「モーニング」で1988年連載開始、2002年同じ講談社の漫画誌「イブニング」に「セカンドレーサー」のタイトルで移動するまで、コミックス全39巻が発売されているロングセラー作品です。私も31巻が見当たりませんが、全巻持ってます(^^)/
競輪を題材にした漫画は少ないですが、この作品は人気漫画誌に連載され、しかも内容もとても面白かったので、多くの方に競輪を知られるきっかけになりました。選手目線で描かれる物語で、競輪のことがよく分かる格好の入門書になっています。
主人公・関優勝は性格に難あり!
主人公はあまり品行方正、お行儀良いという人物ではありません。良からぬことを企んでは詰めの甘さから失敗を繰り返すというギャグマンガの鉄板ストーリーでお話は展開します。
物語前半は、トップレーサーとして活躍する関自身が、目標とする特別競輪(GⅠ)のタイトル(本音は「賞金」)獲得を目指すお話として、中盤からは、関が弟子をとって、その弟子たちと共に過ごす選手生活の日常が描かれていきます。
まずは1巻だけでも読んで欲しい
ちょっと万人向けとは言い難い作風ですが、ハマる人には大変面白いと思いますし、ギャグマンガとしても相当なレベルだと思います。
10巻を過ぎたあたりから、「競輪みんな知ってるよね」的な空気が流れてきますので、私のおススメとしては、まず第1巻を読んで頂いて、気に入ったらその流れで読み進めると、自然と競輪の知識が身に付いて(しかもとても高いレベルです!)、10巻以降の展開もどんどん楽しめるという寸法になっています。
癖になってしまうと、セカンドレーサーも、現在進行形で展開されているギャンブルレーサー.COMまで楽しく読めますので、是非一度試してみてはいかがでしょうか。
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