仕事は「コツ」を覚えると楽になります。
楽に仕事ができるようになれば、こころとからだも守ることが出来るようになります。
今回は、河野英太郎さんが2012年に書いた「99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ」から、自分の心に響いたものをメモして、皆様にご紹介します。
はじめに
わたしたちは、まじめすぎることを意識して気をつけましょう
報連相編
早め早めにチェックを受けましょう。
「とりあえず」ではなく「まず」を口ぐせに。
優先順位は、対面、電話、メールの順番です。
完成した仕事を追求しましょう。
報連相の相手に「何をしてもらいたいのか」最初から分かるように。
究極は「はい」か「いいえ」で答えてもらえるような仕事。
必要な情報を提示して、してもらいたいことをして貰えるようにします。
会議編
目的とゴールを事前に共有
目的は同じでもゴールは違うかも知れません。
「ゴール」具体的な成果とは何か明確にすると話がブレません。
会議後のアクションはその場で決める
何を、誰が、いつまでにやるかは、会議の中で決めましょう。
議事録も、当日に作って共有すると良いです。
メール編
件名で何のことか分かるように。
結論から先に。箇条書きで。内容は「一歩踏み込んで」。
メールの往復はなるべく減らしたいものです。
一回のメールで、確認したいこと、その先のことまで踏み込んで書くことで、やりとりの回数も減りますし、時間も短縮できていきます。
コミュニケーション編
相手の名前を覚える、プロフィールに関心を持つ
話をかぶせない
チームワーク編
相手が大切にしているものを知る
これが最重要!
人間は自分が大切にしているものは何をおいても守りたいものです。
これだけは忘れずに!これが出来るとかなりの仕事がスムーズに進むはずです。
情報は整理して伝える
ここも大事です。
依頼の背景、目的、期限が明確になっていると良い仕事ができます。
自分が指示を受ける立場だったら、この3点を確認すると、きっと相手が満足いく仕事になります。
チームの発展ステップには4段階あることを理解する。
・何をやっても素敵
・何をやってもムカつく
・何をやっても笑って許せる
・本当のチームワークができる
という段階があるそうですが、大事なのは、
敵対段階は必ずやってくる、そしてそれを必ず過ぎることが出来る
ことを認識しておけば、良い段階が訪れるということです。
手が届くフライ球は自分が捕る
捕るべき人が明確なら、捕って貰うためのアクションを。
そうでないなら、迷わず自分がやる。
自分がやることは一見損に見えても、実は良いことづくめ。
チームが前進、自分の経験値・能力アップ、信頼アップします。
信頼、信用は大事
「得よう得よう」と思うのではなく、自分らしさを発揮して得るのが大事。
愚痴と意見は違う
次につながるのが意見。
「それでは、どうすれば良い?」と相談すると「意見」が出てきます。
苦手な人がいても良い。
退却や撤退は立派な戦略戦術。
いったんは逃げる形になってその環境から離れても、別のチームで異なる形でトライもできる。
別の場所で自分の能力を高める努力をして巻き返しを図るのも良い。
何とか自分のおかれた状況に打ち勝とうとして我慢し続けて、肉体的精神的に潰れてしまっては取り返しがつかない。
「取り返す」チャンスは必ずある。
目標達成編
今から「でも」始める
目標達成は、それがいつかよりも、達成することに意味がある。
どうしてもやりたいこと、自分がそれに価値があると思うなら、いつ始めても遅すぎることはない。
他人と比べない
環境が時間と共に変わるため、重視される基準も変わる。
人生が成功かどうか客観的な基準はない。
ほかの人のキャリアと比べて自分が得することなど何もない。変に焦ったり、嫉妬したり、不満を持ったりするだけ。
目標を決めて、それに向けて努力する。
その努力が「楽しい」と感じる時が来る。
楽しみながら仕事をしている人は良い仕事ができ、評価もついてくる。
評価がなくても、楽しいと感じながら仕事ができるなんて素敵、焦らず自分のペースでいきましょう。
自分の思考のクセを知る
意識したら無理に直そうとせず、それを受け入れる。
受け入れたうえで対応策を取れば良い。
本来取るべき行動やありたい姿とは異なる行動を取っていたら、その修正をしていけば良いのです。
簡単なことから習慣化
「力が必要な継続」は続かない。
遊びと区別がつかないところから始められればベスト。
課題と懸念事項を分けて考える
問題とは、目標達成を妨げる好ましくないこと全般。
課題と懸念事項が混在している。
課題とは…起きてしまっていること。解決に全力を尽くすだけ。
懸念事項とは…まだ起きていないこと。分析して、逃げる、転嫁する、減らす、放置する。
いっしょくたにして全力で立ち向かうのがNG。
パニックにならない。ドントパニック!
やるべきことは決まっている。今、何をすべきか冷静に考える。
「命まで取られない」「すべてのトラブルは実は大したことない」と考えましょうと書いてありますが、それは私には無理でした!「余裕ぶって何だ」と反感を買うこともあります。
ストレス解消の方法を決めておく。
今までにストレス解消できたときの成功例を思い出し、「自分はこうすればストレスが解消される」というパターンを複数持っておく。
著者も勧めていますが、本はストレス解消に良いですね。私も読むページまで決めています。
ピンチの時こそ教科書に立ち返る
当たり前のことを当たり前に実行する。
ワークライフバランスについて一言
「生活のために仕事をし過ぎない」に疑問。
本来の「生活を犠牲にせずに、今以上に良い仕事をする」ためにはどうすれば良いか考えよう。
仕事の質、安全、健康、精神衛生面を向上させるためには、自分が何を大事にするか見つめなおすことが大事。
人間は「やれることしかできない」
体調の維持
食事、睡眠、うがい、手洗い、予防接種、健康診断に気を遣う。
「体が資本」
言い古された言葉でも基本に忠実が目標達成の一番の近道。
健康に気が配れると、仕事に責任を持つこともできるようになる。
いかがでしたでしょうか?
ちょっと昔の本ですが、仕事のコツというのは、何年かしたら役に立たなくなってしまうというようなものではありません。
当時のベストセラーからエッセンスを抽出したものをお届けしました。
下にリンクを貼っておきます。手元に置いておきたいと思われた方は、古本や電子書籍でもよろしいのではないかと思います。
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