私の過去記事では、「企画の立て方」についてご紹介したことがありますが、今回は「プレゼンの仕方」まで学んでみようという記事になります。
「図解 学校でも会社でも教えてくれない企画・プレゼン超入門!」の要約のご紹介です。
著者の京井良彦さんは広告プランナーさんですが、「超入門」の名の通り、要点が簡潔にまとまっていて、大変読みやすい本になっています。
自分の考えをまとめ、きちんと相手に伝える技術を身につけたい
という方におススメです。
その簡単にまとまった本の要約ですので、ぜひ最後までお読みください。
著者さんの伝えたいことは、以下の4点。
・企画やプレゼンは、やり方さえ知ってしまえば誰だってできる。
・好奇心、向上心、情熱を大切にしましょう。
・普通の感覚を持っている人の方が優れた企画を出せる。
・皆が欲していた課題に応えたアイデアが受け入れられてヒットする。
この本では、
・企画の出し方
・企画書の書き方
・プレゼンの仕方
を学ぶことができます。
簡単に「企画の基本」現状、目的、企画の言葉の整理をしておきましょう。
現状「今はどういう状態なのか」
目的「それをどういう状態に変えたいのか」
企画「目的を達成するためのアイデア」
企画とプレゼンに一番大事なこと=『目的の明確化』
まずは「目的を明確にしましょう」
目的の明確化とは?
5W2Hを明らかに!
いつ、どこで、だれが、何を、どうやって、いくらで
相手の関心事は何だろう?
を考えます。
現状の分析
情報収集をすると、相手に対する説得力が増します。
現状分析の意義
=課題(ゴールまでのギャップ)の明確化
企画を求める側とプレゼンする側の現状認識のすり合わせができます。
分析に大事な力
「あるはずのものがないこと」を見つける力
課題の明確化がもたらす効果
あまり見たくない事実に光を当てる、チャンスとなる環境を丁寧に読み解きます。
企画に必要な5つのヒント
おちまさとさんの紹介「企画が愛されるための5か条」
・打ち破るべき業界常識
・振り幅の大きさ
・普遍性
・意外性
・トレンド
「企画ってそんなに難しいものじゃないかもな」、「何となくやってみたい」と思ったら、
とにかく頭と手を動かすこと
企画のコンセプトとは
=キーワードとして一言で表現できるもの
企画をまとめる際に、全体を貫く基本的な概念、思想を表します。
企画を具体的な施策にするために
バックキャスティング・・・ありたい姿(完成イメージ)を元に段取りを具体化する手法です。
企画書作成の方法
企画書の役割を明確にしてから作成に取り掛かろう
その企画書は、誰が、何のために読むの?
構成 現状→課題→提案の順
企画書に求められる文章 5つのポイント
・文章は短く
・専門用語や抽象的な表現は避ける
・受け身の表現を避け、能動的で自信のある表現に
・使い古されたフレーズは使わない
・はっきりとした表現で
出来事をそのまま全て伝えるのではなく、ポイントを整理し、結論を明確にすること
メッセージの明確さ、簡潔かつ読みやすさを意識 企画書に説得力が生まれる
見栄えも大事
読みやすいレイアウト
行間、見出し、段落、箇条書き、フォント、写真、表、イラストの統一感
必要な要素
表紙
タイトル
相手方の社名
目次
ページ番号
見出し
こちらの社名
連絡先
出典
留意・注意・免責事項
プレゼンテーションのコツ
大事なのは「目的の明確化」
・聞き手は誰で、何を求められているのか
・なぜプレゼンをするのか、なぜ求められたのか
準備は3つ
・ストーリー作り
・体験の場の提供
・仕上げと練習
プレゼンは企画書の説明じゃない、企画を説明するもの
プレゼンの構成は?
はじめに
あいさつ、自己紹介、プレゼン主旨、時間の目安、質問の仕方
現状の説明
プレゼンターと聞き手の現状認識のすり合わせ
課題の提示
提案を持ち出す下地作り
解決策の提示
すべての選択肢を対等に扱い、事実に基づき推薦案を示す
まとめ
提案の趣旨、次の展開とスケジュール、質疑応答
プレゼンスライドの作り方(コツ)
・絞り込んで強調
・大事な数字を強調
・不要な装飾の排除
話し方5つのコツ
・話し言葉で
・文章は短く
・具体的な話で
・能動態で
・専門用語、業界用語を避ける
できるだけリハーサルをしましょう
リハーサルの効果
・話し方の練習になる。
・わかりづらい説明文・表現が明らかになる。
・プレゼンの所要時間がわかる。
企画書の構成
表紙 宛名などの必要要素を忘れず明記したうえで、読みたくなるものに
目次 聞く側の立場に立ってわかりやすく明記
企画の目的(与件の整理) 目的の提示、ありたい姿をハッキリさせる 目的と条件を聞き手と共有
現状分析 客観的なデータを用いて、聞き手が納得するように、スタート地点である現状を示す
課題の抽出 目的と現状の間にある差が何なのか、一言で表現
企画のコンセプト・ターゲット 課題を解決する自分のアイデアを一言で表現
課題解決のための施策案 具体的に示す。イメージできるように写真やイラストも活用して
展開スケジュール スケジュール感を共有しよう
予算(収支計画)おおよその金額を示そう
参考資料
1枚でも構成は同じ
・企画のテーマ
・現状分析
・課題の抽出と目標の設定
・企画のコンセプト
・施策展開案
いかがでしたでしょうか?「プレゼン」と聞くと構えてしまう人も多いと思いますが、この記事がそんな人の心を少しでも楽にできたら幸せです。リンクも貼っておきましたので、よかったら本も一度は読んでみてくださいね。
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