伝わるグラフが作りたい
ひとめで言おうとしていることを表してくれるグラフを作りたいけれど、その技術が伴わない。
私もそうですが、そんなお悩みをお持ちの方は多いと思います。
検索すれば、一個一個は教えて貰えますが、自分が作りたいと思っているグラフを作成するには至らないですし、そうかと言って、分厚い本を買っても、すぐに仕事に役立てることは難しいですよね。
今回は、私が読んですぐに役に立った本「経営コンサルタントの一生使えるExcelグラフ術」の要約をご紹介します。
本当に作りたいグラフの作り方を解説してくれる
どんなテクニックよりも、実際はここで紹介されている5種類のグラフをマスターすれば十分
その5種類のグラフとは、
縦棒グラフ
横棒グラフ
折れ線グラフ
円グラフ
複合グラフ
です。「な~んだ、そんなことか」とお思いかも知れませんが、それ以外の凝ったグラフって、仕事に役立ちますか?
見たことないグラフでは、スッと頭に入ってこないですよね。
この5種類のグラフを、自分が思ったように作成できれば、悩みの大部分は解消されると思います
どんな時に、どんなグラフが有効か簡単にまとめると、
①縦棒グラフ
時系列で量の大小を比べる
事柄ごとに量の大小を比べる
②横棒グラフ
基本的には縦棒グラフと変わらないが、項目名が長いときなどは有効
③折れ線グラフ
長期にわたる推移を見る
複数の事柄の変化を比べる
④円グラフ
シェアなどの割合を示す
全体の比率を見せつつ、特定の回答の内訳を示す
⑤複合グラフ
単位が同じで内容が異なる2つのデータをひとめで見る
単位は異なるが関連しているデータの推移を1つのグラフで見る
実際にグラフを作成するために
共通する10個の構成要素を押さえておきましょう。
その10個の構成要素とは、
グラフエリア
プロットエリア
横軸(X)
縦軸(Y)
目盛線
データ系列
マーカー
データラベル
凡例
グラフタイトル
です。どのグラフを作成するときでも、この10個の要素を覚えておけば、何をいじれば良いか分かります。
覚えておきたい操作一覧
※私の推奨です。詳しくはこの本を読んだり、検索していくとすぐに覚えられます
グラフを挿入する
グラフの種類を変更する
グラフがどのデータを参照しているか知る
グラフの大きさを変える
縦軸を調整する
不要な要素を削除する
データラベルの調整をする
データラベルの表示位置を変更する
データ系列の色を変更する
グラフの太さを調整する
グラフタイトルの内容を編集する
グラフタイトルの位置を調整する
フォント、文字の大きさを統一する
グラフの外枠を削除する
ポイントのおさらい
具体的な操作方法を覚えたら、伝わるグラフを作成するためのポイントを押さえます。
ポイント①データに適したグラフを選択する
ポイント②縦軸、目盛線、凡例など余分な要素を取り除く
ポイント③データラベルは必要に応じて表示するものを選び取る
ポイント④グラフの色はあまり沢山使わず、シンプルに
ポイント⑤文字は見やすいフォントと色を使い、大きさを統一
伝わるグラフを作る8つのポイント
伝わるグラフを作成するためのコツを、この本は教えてくれます。
1つのグラフには1つの意味
複数の意味を持つグラフでは、伝えたいことと無関係な情報を読み取れてしまう
一番伝えたい情報が霞んでしまう。
手書きのラフを作ろう
いきなり作らない。パワポを立ち上げない。
「最高にシンプル」を目指す
軸、目盛線、凡例など極力減らす。注目して欲しいものだけに注目してもらいたい。
読み手に負担をかけない工夫をする
3Dグラフはダメ、歪む。
データは多い順に並べる・・・など
注目させたいポイントを強調する
色をつける(深いネイビーがおすすめ、それ以外はグレーにすると更に強調)
文字・数字の大きさ、太さを変えて強調
資料の用途に合わせて見せ方を変える
例:縦軸の上限と下限を変更
「真実をありのままに」は報告書。プレゼン資料は目的が違う。インパクトをより重視。
白黒印刷を意識する
色の濃淡でデータの違いを表現する。
隣り合うデータの境目には白線を挟む。
意図が伝わるか見直す
フォントはメイリオの9ポイントがおすすめ。
パワポと言えばメイリオですよね。エクセルで作成したグラフをパワポに貼るだけで良いので、とてもスムースです!
ここまで勉強出来たら、あとは実践あるのみ!
著者(藤岡 壮志/関口 大介/中川 愛美 令和コンサルティング)さんのホームページには、グラフのテンプレートがアップされていますので、以下のリンクからダウンロードして、自分の勉強のプラスにすることも出来ますね😊
今回の記事では、備忘録的にポイントを要約しましたが、詳しく知りたい方は是非手に取って確かめてみることをお勧めします。
本を手元に置きながら、エクセルをいじってみるのが上達のコツだと思います。
私は電子書籍よりも紙の本の方をお勧めします。
電子書籍は「かさばらない」という利点がありますが、紙の方が一覧性が高いし、本を開きながら、実際にグラフを作成してみれば、上達は凄く早いと思います。
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